(英語で)〔客観的に〕私は彼女に電話することができません [英作文 逆転の発想法]
[1] 原形動詞フレーズを名詞として使う
● Itを用いて、「そりゃ〜だよ」と判断する その1
この表現は客観的な表現であることに注意してください。例えば同じ「〜できない」でも、can'tとhardでは文の意味は異なり、前者はいわば主観的な「気持ち」「気合い」の問題、後者は客観的な事情を表します。
I can't call her.
〔気持ちの上で〕私は彼女に電話することができません
It is hard (for me) to call her.
〔客観的に〕私は彼女に電話することができません
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(英語で)それゃあなたって親切ね 私を手伝ってくれるなんて [英作文 逆転の発想法]
● Itを用いて、「そりゃ〜だよ」と評価する その2
以下の文例はforではなく、ofが使われていることに注目してください。これは「親切さ」「注意深さ」など人の性格や品性をまず「そりゃ〜だよ」と評価し、その評価の対象となった行為や状態をto+原形動詞フレーズで表現します。
It is kind of you to help me.
それゃあなたって親切ね 私を手伝ってくれるなんて
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(英語で)「会議に遅れるでしょう」「会議に遅れるかもしれない」「会議に遅れてはいけない」 [英作文 逆転の発想法]
●情緒動詞がそのまま原形動詞フレーズを導く表現
教育文法では助動詞と言われていますが、私はこれらを情緒動詞(Modal
Verbs)と呼んでいます。なぜなら助動詞という用語は何か「動詞を助ける」といったイメージとなるからです。すでに指摘したように、あくまでも動詞フ
レーズはひとまとまりのものということばの基本を大切にするべきです。
例えば、「(時々)会議に遅れる」と現在の事実・習慣を表したり、過去に「会議が遅れた」といった表現では現在形や過去形を使います。
I am sometimes late for the meeting.
私は時々、会議に遅れる
I was late for the meeting.
私は、会議に遅れた
一
方、同じ「会議に遅れる」でも、「会議に遅れるでしょう」「会議に遅れるかもしれない」「会議に遅れてはいけない」といった表現では、「会議に遅れる」と
いう状態を頭に思い浮かべる表現です。これらの場合、willやmayやmustなどの情緒動詞が原形動詞フレーズを導いて表現することになります。
I will be late for the meeting.
I may be late for the meeting.
You must not be late for the meeting.
これら情緒動詞には、元々「未来」の意味が含まれているのでtoは使いません。。
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(英語で)何か恐ろしいことが起こりそうだった [英作文 逆転の発想法]
●情緒動詞がそのまま原形動詞フレーズを導く表現 続き
● willとbe going toとの関係
be going
toは「〜するつもりだ」「〜する予定だ」と意図や予定を表します。willとbe going
toとの意味の差は、willが会話中などで「これから〜するよ」といった感じ、be going
toは会話の前にあらかじめ予定や意図をして「〜する予定となってるんだ」といった感じです。また「〜するつもりだった」「〜する予定だった」など過去の
意図や予定を表す場合は、was[were] going toを使います。
Something dreadful was going to happen.
何か恐ろしいことが起こりそうだった
What were you going to do?
何をするつもりだったのですか?
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(英語で)あなたはお疲れでしょう(疲れているに違いない) [英作文 逆転の発想法]
●情緒動詞がそのまま原形動詞フレーズを導く表現 続き
(d) may[might]の用法
mayは、許可(〜してよい)、推測(〜かもしれない)、祈願(願わくば)といった意味で使われます。さらにmay wellは「もっともだ」といったた意味に使われます。
(1) May I go to wash my hands?
手を洗いに行ってよろしいか?(トイレに行く)
(e) mustの用法
mustは、義務(〜ねばならない)、推測(〜に違いない)、(〜してはいけない)などの意味で使われます。またmustには過去形がないのでhad toが代用されることに注意してください。
(2) You must be tired.
あなたはお疲れでしょう(疲れているに違いない)
略
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