(英語で)私は(いつも)、あなたにここにいるように言っています [「コミニカ中学英語基礎編」]



 (1) Be here.
   ここにいてよ
   ↓
 (2) You are to be here.
   あなた、ここにいるべきよ
   ↓
 (3) I tell you to be here.
   私は(いつも)、あなたにここにいるように言っています
 (3) I ask you to be here.
   私は(いつも)、あなたにここにいるように頼んでいます
 (3) I order you to be here.
   私は(いつも)、あなたにここにいるように命令しています


ファンクションメソッドでは(3)(4)(5)を3つの非時制動詞フレーズをどうあやつるか、これが国際水準の英会話学習です。

 (3) 原形動詞フレーズ
 (4) ing形動詞フレーズ
 (5) ed形動詞フレーズ


今回も,中3配当の学習、(3) 原形動詞フレーズということになります。
日本の英語教育には構文主義というものがあります。
この構文とは、英文を読解するのに役立つ英文をパターン化したものです。
つまり、「このようなパターンとなっていたら、こう訳しなさい」と言うワケです。
今回とりあげたのは「tell +人+to不定詞」、いわゆる間接話法と言われてるものです。
日本人がとっさに英語が口からでないのは,この構文主義にあります。
英会話の先生でも,「これは日常会話でよく使われる構文だから,暗記しなさい」と言います。
でもこの構文で表現された場合,後まで聞かないと意味がわからないし,逆に自分が表現する場合,一度構文を思い浮かべて場面に応じた単語に入れ替える、こんな作業をしていて英語など話せません。
もう一度言います。構文主義は読解時代の英語教育の遺物です。

例えば,この「tell +人+to不定詞の構文」を例にとって説明しましょう。
「tell +人+to不定詞の構文」 「人に〜するように言う」

これは以下のものも同じです。
「ask +人+to不定詞の構文」 「人に〜するように頼む」
「order +人+to不定詞の構文」「人に〜するように命令する」

一方。直接話法とは、その人の言った言葉をそのまま伝える方法で、引用符(quotation marks〔“ ”〕)を用います。
  He says, "Be here."
  彼は(いつも)、「ここにいなさい」と言っています

以下は前回のものです。英語のしくみはまったく変わりません。
 (1) Be here.
   ここにいてよ
   ↓
 (2) You are to be here.
   あなた、ここにいるべきよ
   ↓
 (3) I want you to be here.
   私は、あなたにここにいてもらいたい

この表現をtell, ask, orderに変えました。

 (1) Be here.
   ここにいてよ
   ↓
 (2) You are to be here.
   あなた、ここにいるべきよ
   ↓
 (3) I tell you to be here.
   私は(いつも)、あなたにここにいるように言っています
 (3) I ask you to be here.
   私は(いつも)、あなたにここにいるように頼んでいます
 (3) I order you to be here.
   私は(いつも)、あなたにここにいるように命令しています

実は,このBe here!は中1や中2配当で登場する命令表現です。

これをI tell you toなどのファンクションフレーズが導いているということです。

つまり何度指摘している通り,構文主義は「大から小」の学習法,一方ファンクションメソッドは「小から大」への学習法なのです。
言葉の習得としては当たり前のことなのです。
中1配当の表現ができないものが,中3配当の表現などできるはずがないということです。
ちなみに(3)の表現は中2配当のものです。

以下のテーブルをご覧ください。上の文例のファンクションフレーズはどちらも(3)の原形動詞フレーズ導いています。

【be動詞フレーズ5段活用】
 
be here 「ここにいる」
=============================
(1) (am, are, is) here  現在形動詞フレーズ 
(2) (was, were) here  過去形動詞フレーズ 
(3) be here  原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) being here  ing形動詞フレーズ
※進行形にはならず、動名詞になる。
(5) been here  ed形動詞フレーズ 
※完了形で使われる。  
=============================

このことはこれらのファンクションフレーズによって導かれているのが一般動詞系列の場合でも同じです。もちろん一般動詞系列でも(3)の原形動詞フレーズです。
 (1) Get a new car.
   新車を買ってよ
   ↓
 (2) You are to get a new car.
   あなた、新車を買うべきよ
   ↓
 (3) I want you to get a new car.
   私は、あなたに新車を買ってもらいたい

 (3) I tell you to get a new car.
   私は(ふだん)、あなたに新車を買うように言っています
 (3) I ask you to get a new car.
   私は(ふだん)、あなたに新車を買うように頼んでいます
 (3) I order you to get a new car.
   私は(ふだん)、あなたに新車を買うように命令しています

【一般動詞フレーズ5段活用】
 
get a new car 「新車を買う」
=============================
(1) get(s) a new car  現在形動詞フレーズ 
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) got a new car  過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。 
(3) get a new car  原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) getting a new car  ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。
(5) got a new car  ed形動詞フレーズ 
※完了形で使われる。 
=============================

私はいつも思うのですが、例えば上の例文のようにtell you to ~、ask you to ~, order you to ~だけではありません。
I want you. I want her, I want him. I want my sonなどの表現は中1で身につけているいるものです。
I tell you to ~, I tell her to ~, I tell him to ~, I tell my son to ~などの表現展開はできている必要があります。

もちろんこれは現在形。過去形,未来形,情緒表現などへと展開していくことになります。
これが英語を自由に話せるということです。
以上のような形式のものを[コミニカ英作法]にすると以下のようになります。

[コミニカ英作法]
  (1) 彼女に私と一緒にいるように言ってください
    <〜は ドウする文>
   ① 彼女に言ってよ    → Tell her to
   ② 私と一緒にいることを → be with me
   (完成文)  → Tell her to be with me.

  (2) 私は(いつも)、あなたに私と一緒にいるように言っています
    <〜は ドウする文>
   ① 私は、あなたに言ってる → I tell you to
   ② 私と一緒にいることを  → be with me
   (完成文)  → I tell you to be with me.

  (3) 私は(あの時)、あなたに私と一緒にいるように言いました
    <〜は ドンナだ文>
   ① 私は、あなたに言った → I told you to
   ② 私と一緒にいることを → be with me
   (完成文)  → I told you to be with me.

  (4) 私は(これから)、あなたに私と一緒にいるように言うかもしれません
    <〜は ドンナだ文>
   ① 私は、あなたに言うかも → I may tell you to
   ② 私と一緒にいることを  → be with me
   (完成文)  → I may tell you to be with me.

  (5) 私は(今まで何度も)、あなたに私と一緒にいるように言いました
    <〜は ユウする文>
   ① 私は、あなたに言ったことがある → I have told you to
   ② 私と一緒にいることを      → be with me
   (完成文)  → I have told you to be with me many times.

本来このような英語の回路(英語脳)を身につけるのが中学英語のはずなのです。
中学1年配当のから,段階を経て一歩一歩着実に学んでいくことが重要です。

【コミニカ英語基教材礎編】
 書いて聞いて覚える教材 全約850分の音声付き PDF版
この学習教材は1989年に、ある東京の出版社(一光社)から発売され、その後ロングセラーを続けている「コミニカ英語教材<基礎編>」に、その後の研究成果を踏まえ、全面改訂をしたものです。
英語教材で、初めての「読み・書く・話す・聞く」の「反復学習」が可能です。
社会人のための中学英語やり直し教材としても多く使われています
一日一 日、プリントをこなすことで、英語の回路は着実に学習者の頭に仕組まれていくことになります。現在、先進的な塾やフリースクールにこの教材が導入された り、英会話学習者が購入されているのは、日本で始めての世界水準の英会話学習法を展開しているからです。現在、先進的な塾やフリースクールにこの教材が導入され たり、英会話学習者が購入されているのは、日本で始めての世界水準の英会話学習法を展開しているからです。
「コミニカ中学英語基礎編」は、英語の枠組み,発想を可視化、つまり目に見えるようした教材だから、彼の頭に確実に蓄積したということです。
プリント1枚に基本的に11の英文の生産ができプリントを一枚、一枚こなす毎に、生徒たちは達成感を持ち、次のプリントに向かっていきます。問題シート(プリント)の総枚数は1,152枚と膨大なものとなっています

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