(英語で)他人には親切にしなさい! やさしくしなさい! [ムリなく話せるイメトレ英会話学習法]



このブログの記事の元になっているのは「ムリなく話せるイメトレ英語学習法」中嶋太一郎著 日本実業出版社刊です。

私が提唱しているファンクションメソッドは、ネイティブの子供たちが英語を身につけていくプロセスをふまえ、「英語の発想」を元にした英語・英会話メソッドです。
さらにこの本には77の音声つきイメージトレーニングが所収されています。
現在、電子書籍「ムリなく話せるイメトレ英語学習法」(音声CD付き)としても販売しています。

[今日の学習]

言葉の最小単位は、もちろん単語です。単語と単語が結びついて文となります。
でも単語をいくら覚えても、読解には多少役に立つかもしれませんが、言葉としては身につきません。
英語を言葉として身につけることができるのはフレーズ(意味ある単位)なのです。それは具体的には補語フレーズや動詞フレーズ,そしてそれを運用するのがファンクションフレーズです。

● ネイティブの子どもはどのようにして表現を拡大するか
● 子どもの頭にはある行為や状態が映像のように広がる

子どもが外出するときなどに、親が Take care!とか Be careful!と言うと、子どもは「気をつけたり、注意をする」行為や状態を要求されているイメージを学んでいく。
ちなみにtakeは「とっかかり」を表し、「注意することにとっかかれ」はおかしな訳ですが、一方beは「存在」を表し、「注意深い存在になれ」ということです。

 Mom: Kathy, Take care!
 Mom: Kathy, Be careful!

 だから、Yes,I will.と答えるとき、子どもの頭には take care(注意する)や be careful(注意深くある)という行為や状態のイメージが、映像のように頭に浮かぶことになる。

 Kathy: Yes, I will (take care),
 Kathy: Yes, I will (be careful),

  これは、Do you like dogs?と問われて、Yes, I do.とかNo, I don't.と答えるのと同じだ。I doの次にもlike dogsが頭に浮かんでいる。あるいはDid you like Tom? と聞かれて、Yes I did.とかNo, I didn't.などと答えるのはdidの次にlike Tom(トムのことが好きだ)が頭に広がっているということだ。日本の英語教育はこんな大切なことも教えていない。

● あなたも英語における映像世界を追体験してください
【イメトレNo.9】にあげた命令文を見てほしい。断っておくが、ここに登場しているフレーズの多くは、ネイティブの子どもが2,3歳で耳にする表現だ。

 また一方の日本語訳を見てほしい。これらも当然、私たちが子どもの頃耳にしたものはかりだ。子どもは文法も理屈もなく、とにかく生活の中で言葉を覚えていく。彼らが毎日耳にする英語のシャワーは、実はこのようなものだ。
英語はbe動詞系列と一般動詞系列の2つで成り立っています。

【イメトレ No.9】はbe動詞系列の命令形をとりあげています。
したがってすべてbeから始まるフレーズです。

ちなみにTake careが一般動詞系列,Be careful.がbe動詞系列です。
前者は行為や行動,後者は「~な存在であれ」ということです。
ただし、be動詞系列の日本語訳は「~しなさい」となることが多いことに注意してください。

【イメトレ No.9】
子どもの頃よく耳にする命令 (1)

(1) Be more careful!
  もっと注意しなさい!
(2) Be kind to others!
  他人には親切にしなさい! やさしくしなさい!
(3) ちょっとの間、静かにしなさい!
(4) まじめにしなさい!
(5) さっさとやりなさい!
(6) 言葉を慎みなさい!(あなたの言っていることに注意しなさい)
(7) (私が留守の間) いい子にしていなさいね!
(8) もう少し、頭を使いなさい!
(9) トム、道理をわきまえなさい
(10) 裏切らないでよ!

【be動詞フレーズ5段活用】
 be careful 「注意深くする」
=============================
(1) (am, are, is) careful  現在形動詞フレーズ 
(2) (was, were) careful  過去形動詞フレーズ 
(3) be careful  原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) being careful  ing形動詞フレーズ
※進行形にはならず、動名詞になる。
(5) been careful  ed形動詞フレーズ 
※完了形で使われる。  
=============================

命令形は,(3)の原形動詞フレーズが使われます。

(1) I am careful. ※現在形
  私は,(ふだん)注意深くしています
(2) I was careful. ※過去形
  私は,(その時)注意深くしていました
(3) I will be careful. ※未来形
  私は,(これから)注意深くするつもりです/注意深くします
(5) I have been careful. ※現在完了形
  私は,(ずっと)注意深くしていました

「こんな言い方ができるの?」と疑問に思った方は遠慮なくメールをください。

イメトレ英会話学習法」は、小から大へと進化する英文の生産を有機的に体系化したものです。



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