(英語で)雨が降り始めた [「コミニカ中学英語基礎編」]


 
【今日の学習】


「コミニカ中学英語基礎編」はなるべく文科省の指導要綱に即して製作されています。
それは元々この教材が学習塾における指導の成果として誕生したものです。
その分、教育文法をまったく無視できず英語のことばとしての自然な姿を伝えることができていなと言えます。
それはそれとして、以下のU-tubeにアップした動画を見ていただき,英語の合理的でシンプルな姿を整理,確認していただきたいと思います。
ただし、一部高校英語の範囲も入っています。ご了承ください。

  U-Tube ファンクションメソッド英会話独習テキスト 2/2

[1] 動詞フレーズを用いた動的表現

その1. 原形動詞フレーズを用いて 2分08秒
  名詞として使う
,形容詞として使う,副詞として使う

その2. ing形動詞フレーズを用いて 8分02秒
  名詞として使う,形容詞として使う,副詞として使う

その3. ed形動詞フレーズを用いて 16分32秒
  名詞として使う,形容詞として使う,副詞として使う

[2] 方位語(方位副詞、前置詞+名詞)を使った文のしくみ 19分50秒
  形容詞として使う,副詞として使う

[3] 節を使った文のしくみ 25分20秒から
  名詞として使う(名詞節),形容詞として使う(形容詞節),副詞として使う(副詞)

今回も,「その1. 原形動詞フレーズを用いて」の名詞として使うの部分をご覧ください。以下は動画に登場する画面を引用したものです。

---------------------------------
[1] 名詞として使う
 (1) 主語としての用法
   To speak English is easy.
   英語を話すのは簡単です
   It is easy to speak English.

 (2) 補語としての用法(叙述用法) VC感覚
   My wish is to speak English.
   私の願いは英語を話すことです

 (3) 目的語としての用法 VO感覚
   I want to speak English.
   私は英語を話したい
---------------------------------

今回も,[1] 名詞として使う (3) 目的語としての用法 VO感覚について述べます。

ただし、今回あえて指摘しておきたいのは,本来、中学英語の3年間で基礎的な英語脳を獲得できたかどうかということです。
はっきり言って,教育文法では英語脳は獲得できません。
確かに,高校入試や大学入試など日本だけで通じる英語の試験では役に立つ、ただそれだけのものです。
よく児童英語などを教えている先生などが、「いずれ中学校で英文法を学べば英作も読解などもできるよ」と無責任に言っていますが,自分もできないのに生徒たちができる理由は何もありません。

さて、前回have to+原形動詞フレーズの4つの時制展開をとりあげました。
このhave to ~には、進行形がありませんが,今回とりあげたbegin+原形動詞フレーズには、4つの時制展開と進行形での表現が含まれます。
これを例にして、ファンクションメソッドによれば中学英語の3年間で英語脳の基礎が確立できるという事実を証明することにします。
ずっと以前のことですが,「コミニカ中学英語基礎編」をある東京の出版社から販売されましたが,その時名古屋の予備校の先生がわざわざ私に手紙を下さいました。
この教材を使えば、3年間で中学,高校範囲の英語を終えることができますね」と述べてありました。
そこで、まず一般動詞beginを使った様々な表現をご覧ください。

【一般動詞フレーズ5段活用】
 begin  「(試合が)1時に始まる」 ※主語がplay
=============================
(1) begin(s)  現在形動詞フレーズ 
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) began at 1 p.m  過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。 
(3) begin at 1 p.m  原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) beginning at 1 p.m  ing形動詞フレーズ
※進行形はなく、動名詞で使われる。
(2) begun at 1 p.m  ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。 
=============================

 (1) Play begins at 1 p.m. ※現在形
   試合は午後 1 時に始まる
 (2) Play began at 1 p.m. ※過去形
   試合は午後 1 時に始まった
 (3) Play will begin at 1 p.m. ※未来形
   試合は午後 1 時に始まる
   Play may begin at 1 p.m. ※情緒動詞(助動詞)を使った情緒表現
   試合は午後 1 時に始まるかもしれない
   Play is going to begin at 1 p.m. ※be動詞系列の情緒表現
   試合は午後 1 時に始まる予定です
   Play seems to begin at 1 p.m. ※一般動詞系列の情緒表現
   試合は午後 1 時に始まようです
 (4) Play is beginning at 1 p.m. ※現在進行形
   試合は午後 1 時に始まろうとしている
 (5) Play has just begun at 1 p.m. ※現在完了形
   試合はちょうど午後 1 時に始まったところです

そしてこの一般動詞beginはto+原形動詞フレーズを導く表現、つまり「(これから)~し始める」とファンクションフレーズとなる表現です。

●一定の動詞がto+原形動詞フレーズを導く表現
  have to, want to, hope to, wish to, expect to, decide to, begin to,
  manage to, fail to, plan to, promise to, prepare to, etc.

  ----- 電子書籍 「話すための立ったこれだけ英文法」中嶋太一郎著から引用

【一般動詞フレーズ5段活用】
 begin to+原形動詞フレーズ 「~し始める」
=============================
(1) begin(s) to+原形動詞フレーズ  現在形動詞フレーズ 
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) began to+原形動詞フレーズ  過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。 
(3) begin to+原形動詞フレーズ  原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) beginning to+原形動詞フレーズ  ing形動詞フレーズ
※進行形はなく、動名詞で使われる。
(2) begun to+原形動詞フレーズ  ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。 
=============================

[コミニカ英作法]
  (1) 雨が降り始める   ※現在形 
    <~は ドウする文>
   ① そりゃ ~始める → It begins to
   ② 雨が降る     → rain
   (完成文)  → It begins to rain.

  (2) 雨が降り始めた   ※過去形 
    <~は ドウする文>
   ① そりゃ ~始めた → It began to
   ② 雨が降る     → rain
   (完成文)  → It began to rain.

  (3) 雨が降り始めるだろう   ※未来形 
    <~は ドウする文>
   ① そりゃ ~始めるだろう → It will begin to
   ② 雨が降る         → rain
   (完成文)  → It will begin to rain.

  (4) 雨が降り始めようとしている   ※現在進行形 
    <~は ドウする文>
   ① そりゃ ~始めている → It is beginning to
   ② 雨が降る       → rain
   (完成文)  → It is beginning to rain.

  (5) 雨が(ちょうど)降り始めたところだ   ※現在完了形 
    <~は ユウする文>
   ① そりゃ ~ユウする → It has just begun to
   ② 雨が降る      → rain
   (完成文)  → It has just begun to rain.

以上私が言いたいのは、中学3年間でこのようなトレーニングを含めた英語脳を構築する学習をするべきだということです。

以下の動詞はto不定詞を目的語にとる動詞だとか、toの後ろは原形の動詞だ,あるいは「~することを決める」、「~し始める」、「どうにかして~する」と意味をいくら覚えても読解くらいはできるが,「英語で表現する」学習とは無縁だということです。
    
りくつでわかっていることと、とっさに口から言葉が出ることとはまったく異なります.
やはりトレーニングが必要なのです.

【コミニカ英語基教材礎編】
 書いて聞いて覚える教材 全約850分の音声付き PDF版

この学習教材は1989年に、ある東京の出版社(一光社)から発売され、その後ロングセラーを続けている「コミニカ英語教材<基礎編>」に、その後の研究成果を踏まえ、全面改訂をしたものです。
英語教材で、初めての「読み・書く・話す・聞く」の「反復学習」が可能です。
社会人のための中学英語やり直し教材としても多く使われています
一 日一 日、プリントをこなすことで、英語の回路は着実に学習者の頭に仕組まれていくことになります。現在、先進的な塾やフリースクールにこの教材が導入された り、英会話学習者が購入されているのは、日本で始めての世界水準の英会話学習法を展開しているからです。現在、先進的な塾やフリースクールにこの教材が導 入され たり、英会話学習者が購入されているのは、日本で始めての世界水準の英会話学習法を展開しているからです。
「コミニカ中学英語基礎編」は、英語の枠組み,発想を可視化、つまり目に見えるようした教材だから、彼の頭に確実に蓄積したということです。
プリント1枚に基本的に11の英文の生産ができプリントを一枚、一枚こなす毎に、生徒たちは達成感を持ち、次のプリントに向かっていきます。問題シート(プリント)の総枚数は1,152枚と膨大なものとなっています。




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