(英語で)この料理はとてもおいしそうに思う? [英語の九九英会話発想トレーニング]
(1) この料理はとてもおいしそうだ
→ This dish seems very good.
※事実表現 This dish is very good.
(2) この料理はあまりおいしそうではないよ
→ This dish doesn't seem very good.
※事実表現 This dish isn't very good.
(3) この料理はとてもおいしそうに思う?
→ Does this dish seem very good?
※事実表現 Is this dish very good?
ファンクションメソッドのほとんどの教材がファンクションフレーズと動詞フレーズを2色で表記しているのは英語をことばとして身につけるためです.
英会話学習を続けてもどうして語彙が定着・蓄積しないか?
その原因は簡単なことです.それはことばを意味ある単位,つまりフレーズとして覚えないからです.
ひとつの英文を丸暗記する、これでは覚えては忘れ,忘れては覚えるの開く循環です。
英語はファンクションフレーズと補語・動詞フレーズとの順列・組み合わせで成り立っています.
今,ファンクションメソッドが脚光を浴びているのは実はこのことです。
つまり間口をせばめて攻略するのが英語という外国語を修得する大きなポイントの一つだと言える。場面に応じた自由な英会話をする場合には、「よく働く動詞」の守備範囲と応用範囲を徹底的に学ぶ必要があるのだ。
さて、今回も以下の「日常会話必須基本16動詞編HTML版」のサンプルをご覧ください.
seem の動詞フレーズ パターン
「これ、おいしいね」「これ、おいしくないよ」「これ、おいしいの?」は私の言う事実表現です.過去形の「これ、おいしかったよ」「これ、おいしくなかったよ」「これ、おいしかったの?」も同じです.
It is good. It isn't good. Is it good?
It was good. It wasn't good. Was it good?
ところが「これ、おいしそうだね」「これ、おいしそうじゃないよ」「これ、おいしそうに思う?」などの表現を私は情緒表現と呼んでいます.
これは情緒動詞(助動詞)を使った表現と同じです.「これ、おいしいかも」「これ、おいしくないかもよ」といつたものです。
It may be good. It may not be good.
さてこの情緒表現にはbe動詞系列のファンクションフレーズのものと、一般動詞系列のものがあります。
例えば,「これ、おいしく見えるよ」「これ、おいしく見えないよ」「これ、おいしく見える?」と一般動詞lookを使ったもの,そして今回登場した「~そうだ」と推測を表す一般動詞seemを使ったものです.
This looks good. This doesn't look good. Does it look good?
This seems good. This doesn't seem good. Does it seem good?
C.K.Ogden氏は基本動詞16の中にseemをあげています。
ところが日本の中学英語教科書にはlookやbecomeはとりあげていますが、seemほとんどとりあげていないと思います.
こんな頻繁に使う基本動詞をほとんど教えないのは本当に日常会話ができる能力を生徒たちに伝える気持ちがあるのか見識を疑います。
さて、ご覧の通りseemは一般動詞であり,do does, didが支配することになります.
今回の説明はここまでです。このseemの動詞フレーズとbe動詞のフレーズのパターンを比べてください.見事に一致していることがわかります.
しかし日本の英語教育では,補語は形容詞と名詞に限っています.
英語発想ではbe動詞は補語を伴う代表ですが,それがseemになっても同じ補語のパターンが結びつく、英語のしくみはこんな簡単なものです.
[1] VC感覚 seem+(to be)+形容詞 (補語) (23)
He seems young.
彼は若く見える/若そうだ
seem+(to be)+方位副詞(補語)
You seem a nice person.
あなた、素敵な人のようだ
seem+(to be)+名詞(補語)
You seem rather down.
あなたはかなりうかない顔してるね
seem+(to be)+前置詞+名詞(補語)
She seems to be on a diet.
彼女はダイエットをしていそうだ
以下は補語が動詞フレーズのものです.
seem+(to be)+前置詞+名詞(補語)
She seems to like fish.
彼女は魚が好きそうだ
seem+(to be)+形容詞+to+原形動詞フレーズ
It seems likely to snow.
雪が降りそうだ
seem+(to be)+形容詞+to+ing形動詞フレーズ
The insect seems to be living.
この虫は生きているようだ
seem+(to be)+形容詞+to+ed形動詞フレーズ
The papers seem to be lost.
書類が紛失したらしい
[2] VC感覚 It seems+ that +節 (11)
It seems that John doesn't like fish.
ジョンは魚が好きでないようだ
It seems+ as if +節 (11)
She seems as if she were very old.
彼女はまるでとても年取っているようだ
[英会話発想トレーニング]
【一般動詞フレーズ5段活用】
seem very good 「とてもおいしそうだ」
=============================
(1) seem(s) very good 現在形動詞フレーズ
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) seemed very good 過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。
(3) seem very good 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) seeming very good ing形動詞フレーズ
※進行形にはならず、動名詞で使われる。
(5) seemed very good ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
(1) この料理はとてもおいしそうだ
→ This dish seems very good.
※事実表現 This dish is very good.
(2) この料理はあまりおいしそうではないよ
→ This dish doesn't seem very good.
※事実表現 This dish isn't very good.
(3) この料理はとてもおいしそうに思う?
→ Does this dish seem very good?
※事実表現 Is this dish very good?
「英語の九九 英会話発想トレーニング」は「コミニカ中学英語基礎編」を元に社会人向きに編集したものです.
またHTML版となっているので,「書いて覚える」ではなく英語の発想を「音声と文字で」身につけることができます.
【日常英会話必須基本16動詞HTML版】
イギリスの言語学者,C.K.Ogdenはたった16の動詞で日常会話のすべてができるとBasic Englishを提唱しました。
英語で何かを表現したいときに、日本語の意味に当たる英語の動詞が何かと考えるよりも、「よく働く動詞」16の内の何を使うかと考える方が、はるかに効率がいい。
つまり間口をせばめて攻略するのが英語という外国語を修得する大きなポイントの一つだと言える。場面に応じた自由な英会話をする場合には、「よく働く動詞」の守備範囲と応用範囲を徹底的に学ぶ必要があるのだ。
この教材では、マウスを合わせると文字が浮かび上がってきます。
まずは、(1) 英文と日本語訳と英文の個別解説が、(2)から日本語訳、次に(3)動詞フレーズが、そして最後に(4)英文が浮かび上がります。
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