(英語で)あなたは、それを自分でした方がいい [英語の九九英会話発想トレーニング]



  She may take it easy.  
  彼女は、(これから)気楽にやるかもしれません
  She can take it easy.  
  彼女は、(これから)気楽にやるはずです
  She must take it easy.  
  彼女は、(これから)気楽にやるに違いない
  She seems to take it easy.  
  彼女は、(これから)気楽にやりそうです
  You have to take it easy.  
  あなたは、(これから)気楽にやらなくてはならない
  You had better not take it easy.  
  あなたは、(これから)気楽にやらない方がいい
  I don't want to take it easy.  
  私は、(これから)気楽にやりたくありません

  

日本人が英語オンチで、英語が話せないのは実に簡単なことです.
みなさんは、take it easy(気楽にやる)とか、do it yourself(自分でする)とか、do one's bestといった表現はできると思います.
でもそれらが例えば、以下のような表現で登場すると、なぜかマグロの解体ショーを始めてしまいます.どうしてか、それは学校時代に当たり前のように教えられたからです.
  I will take it easy.
  S  V   O  C
  私は、気楽にやるつもりです

  You should do it yourself.
  S  V   O  
  あなたは、それを自分でするべきです

  You must do your best.
  S  V   O  
  あなたは、ベストを尽くさなければならない

マグロの解体ショーよりも、take it easy(気楽にやる)とか、do it your self(自分でする)とか、do one's bestといった動詞フレーズを使ってどれだけ運用できるか、つまり英語として表現展開するトレーニングをするべきなのです。
少なくともこれが国際的な常識です.

ちなみにtake it easyはSVOCの文型とされています。しかしこれを使った表現展開は他のdo it yourselfもdo your bestもまったく同じであることを知っておいてください.

当たり前ですが、英語と日本語の単語は決して一対一に対応していません.
だから少なくとも動詞フレーズは丸暗記してしまうことが大切なのです.

さて以下は前回と同じです.ただし表現展開はtake it easyを使ったものです.
日本の英語教育では、確かに否定形や疑問形での表現、あるいは現在、過去、未来、現在完了といった4つの基本時制、あるいは助動詞 mayやcanの用法、あるいはto不定詞など様々学んできました.
でもそれらはバラバラであり断片的な知識であり、ことばとしての展開ではなく文法用語の説明だったりで、本当に「言葉を紡ぐトレーニング」などほとんどなかったと思います.
あるいは五文型に分類できたら、英語が話せるといった意味の分からない説明もありますね.
さて、ファンクションメソッドはことばとしての英語のしくみを以下のように説明しています.
これは教育文法の例えば、takeの変化といったものを丸暗記します.
しかしそれを覚えたところで、ことばとして意味が身につかなければことばとして定着・蓄積しないのは当たり前のことです.

  現在形、 過去形、 原形、 現在分詞、 過去分詞
  take(s)  took  take   taking   taken

ファンクションメソッドでは、動詞をフレーズとして、つまり意味ある単位のものとしてとらえます。
言うまでもなく、(1)と(2)が時制動詞フレーズ、(3)から(5)が非時制動詞フレーズです.
つまり非時制動詞フレーズというものは、それ自体は時制を表さないということです.

【一般動詞フレーズ5段活用】
 
take it easy「気楽にやる」
=============================
(1) take(s)s it easy  現在形動詞フレーズ 
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) took it easy  過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。 
(3) take it easy  原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) taking it easy  ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。
(5) taken it easy  ed形動詞フレーズ 
※完了形で使われる。 
=============================

※動詞takeの本質的な意味は「とっかかり」です。take it easyのitは「状況」を意味して、「状況に気楽にとっかかる」ということです。

今まで述べたように、(1)と(2)は現在形と過去形の肯定形だけだということでしたね。
  I take it easy.  
  私は、(ふだん)気楽にやっています
  She takes it easy.  
  彼女は、(ふだん)気楽にやっています

  I took it easy.  
  私は、(その時)気楽にやりました
  She took it easy.  
  彼女は、(その時)気楽にやりました

ここで注目してほしいのは、(1)と(2)はそのまま現在や過去の「時制」を表すということです.
一方(3)(4)(5)は違います.これらは非時制動詞フレーズと言ってそのまま時制を表さないということです。時制はdo,does, didで表します.

  I don't take it easy.  
  私は、(ふだん)気楽にやっていません
  She doesn't take it easy.  
  彼女は、(ふだん)気楽にやっていません

  I didn't take it easy.  
  私は、(その時)気楽にやりませんでした
  She didn't take it easy.  
  彼女は、(その時)気楽にやりませんでした

  Do you take it easy?  
  あなたは、(ふだん)気楽にやっていますか?
  Does she takes it easy.  
  彼女は、(ふだん)気楽にやっていますか?

  Did you take it easy?  
  あなたは、(その時)気楽にやりましたか?
  Did she takes it easy.  
  彼女は、(その時)気楽にやりましたか?

あるいは(3)の場合、未来形や情緒動詞を使ったもの、あるいはto不定詞も直接時制とは無関係です.
  I will take it easy.  
  私は、(これから)気楽にやるつもりです
  I won't take it easy.  
  私は、(これから)気楽にやるつもりはありません
  Will you take it easy?  
  あなたは、(これから)気楽にやるつもりですか?
  あなたは、(これから)気楽にやってくれませんか?

  She may take it easy.  
  彼女は、(これから)気楽にやるかもしれません
  She can take it easy.  
  彼女は、(これから)気楽にやるはずです
  She must take it easy.  
  彼女は、(これから)気楽にやるに違いない

  She seems to take it easy.  
  彼女は、(これから)気楽にやりそうです

  You have to take it easy.  
  あなたは、(これから)気楽にやらなくてはならない
  You had better not take it easy.  
  あなたは、(これから)気楽にやらない方がいい
  I don't want to take it easy.  
  私は、(これから)気楽にやりたくありません
  
(4)は進行形や動名詞、
  I am taking it easy.  
  私は、(今)気楽にやっています
  I was taking it easy.  
  私は、(その時)気楽にやっていました

  I don't like taking it easy.  
  私は、気楽にやるのは嫌です

そして(5)は現在完了形ですね.
つまり「気楽にやったことを持っている」ということですね。

  I have ever taken it easy. 「経験用法」
  私は、今まで気楽にやったことがあります
  I have never taken it easy. 「経験用法」
  私は、今まで気楽にやったことはありません

さらに高校英語ですが、
  I may have taken it easy.
  (今考えてみると)私は、気楽にやったかもしれません
  I had better have taken it easy. 
  (今考えてみると)私は、気楽にやった方がよかった

私が「日本の英語教育にはことばとしての脈絡がない」と述べましたが、以下の英作をご覧ください.
ファンクションフレーズも動詞フレーズが脈絡を通じていることが分かっていただけると思います.だから英語がことばとして定着・蓄積するのです.
 
ファンクションメソッドでは,基本的に黒文字表記をファンクションフレーズ、赤文字を補語・動詞フレーズと呼んでいます.

[英会話発想トレーニング]
  (1) あなたは、それを自分でした方がいい
    → You had better do it yourself.
  (2) あなたは、それを自分でしない方がいい
    → You had better not do it yourself. 
  (3) 私は、それを自分でした方がいいですか?
    → Had I better do it myself.
  (4) (今考えてみると)あなたは、それを自分でした方がよかった
    → You had better have done it yourself.

「英語の九九 英会話発想トレーニング」は「コミニカ中学英語基礎編」を元に社会人向きに編集したものです.

またHTML版となっているので,「書いて覚える」ではなく英語の発想を「音声と文字で」身につけることができます.

【英語の九九英会話発想トレーニング教材】
見て聞いて覚える教材 HTML版 約540分のネイティブによる音声付き

内容は、基本的に上記のものと同じですが、社会人初級者のための発想トレーニングとなっています。
日常会話に役立つ約3,400の英文を生産を通じて英語発想・枠組みを身につけることができます!
ファンクションメソッドは、ファンクションフレーズと動詞フレーズの組み合わせで文を生産します。フレーズは意味ある単位ですから、覚えやすく確実に定着し、また別の動詞フレーズを組み合わせて多様な表現に拡大します。
英語の枠組み,発想を可視化、つまり目に見えるようした教材だから、彼の頭に確実に蓄積したということです。
この教材では、マウスを合わせると文字が浮かび上がってきます。
まずは、(1) 英文と日本語訳と英文の個別解説が、(2)から日本語訳、次に(3)動詞フレーズが、そして最後に(4)英文が浮かび上がります。



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