(英語で)早起きするのは嫌いです [書いて聞いて覚える中学英語学習]



(1) Wash your hands!
  手を洗いなさい!
(2) Listen to me!
  私の言うことを聞きなさい!
(3) Take medicine!
  薬を飲みなさい!
(4) Put on your pajamas!
  パジャマを着なさい!
(5) Put away your toys!
  おもちゃを片づけなさい!


日本語でも英語でも、ことばというものはフレーズ(意味ある単位)で成り立っているものです。
ネイティブの人はもちろんのこと、私たちと同じ非英語圏の人たちも動詞はフレーズとしてとらえて、それをどのように表現展開するか、それが英語や英会話教育だととらえています。
ところが、日本の英語教育だけはそれと異なっていて、動詞単体の変化としかとらえようとしない。getを例にとるとこうです。

  現在形  過去形  原形  現在分詞  過去分詞
  get(s)   got   get  getting   got

  現在進行形は am(are, is) getting
  過去進行形は was(were) getting
  現在完了形は have[has] got
  to不定詞はto+動詞の原形 to get
  動名詞は getting

日本の英語教育ではこのように教えます。
 (1) I get up early. 早起きします
   S+ V
 (2) I don't get up early. 早起きしません
   S+ V
 (3) I didn't get up early. 早起きしませんでした
   S+ V
 (4) I will get up early. 早起きするつもりです
   S+ V
 (5) I have got up early. 早起きしたところです
   S+ V
 (6) I am going to get up early. 早起きする予定です
 (7) I have to get up early. 早起きしなければなりません
 (8) I want to get up early. 早起きしたいです
 (9) I don't like getting up early. 早起きするのは嫌いです

この工夫は英文を日本語に変換するために便利なものだけで、英語のListening, Speaking, Writingはおろか、「読解」=Readingでもまったく不要なものです。
さらにこんな説明をするから日本人は英語オンチなのです。
このことについては今後くわしく説明します。
  
例えば,ネイティブの子供たちは親など身の回りの人から最も直接的な表現である命令表現でことばを覚えていきます。
これは英語だからというのではなく、日本語でも同じではないですか?
以下にあげた日本語訳をご覧ください。これらは私たちが幼い頃に親などから命令されたセリフと同じですね。
以下の文例は,私がずっと以前に書いた「ムリなく話せるイメトレ英語学習法」日本実業出版社刊のものです。

【イメトレ No.10】
子どもの頃よく耳にする命令 (2)

====================
(1) Wash your hands!
  手を洗いなさい!
(2) Listen to me!
  私の言うことを聞きなさい!
(3) Take medicine!
  薬を飲みなさい!
(4) Put on your pajamas!
  パジャマを着なさい!
(5) Put away your toys!
  おもちゃを片づけなさい!
(6) Stand up!
  立ち上がりなさい!
(7) Sit down!
  腰を下ろしなさい!
(8) Shut the door!
  ドアを閉めなさい!
(9) Go to bed!
  寝なさい!
(10) Get up at once!
  すぐに起きなさい!/ 身を起こしなさい!
(11) Take off your shoes!
  靴を脱ぎなさい!
(12) Get dressed!
  服を着なさい!


※以上の命令文にpleaseをつけると「どうか〜してください」といった意味になる。

つまりことばというものはフレーズで成り立っているのです。
ところで英語では以下のように5つのパターンとなります。そして大切なことはそのひとつひとつが独立した意味を持っているということです。
上にあげたすべての動詞フレーズについて書けないので,2つだけ例をあげておきます。

【一般動詞フレーズ5段活用】
 
get up early  「早く起きる」
=============================
(1) get(s) up early  現在形動詞フレーズ 
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) got up early  過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。 
(3) get up early  原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) getting up early  ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。
(5) got up early  ed形動詞フレーズ 
※完了形で使われる。 
=============================

【一般動詞フレーズ5段活用】
 
put away one's toys  「おもちゃを片付ける」
=============================
(1) put(s) away one's toys  現在形動詞フレーズ 
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) put away one's toys  過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。 
(3) put away one's toys  原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) putting away one's toys  ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。
(5) put away one's toys  ed形動詞フレーズ 
※完了形で使われる。 
=============================

次回から中1配当→中2配当→中3配当と順を追って説明していきますが,ぜひここにあげた命令表現を命令としてではなく,普通の意味を持つものとその意味をイメージし覚えてください。

それではファンクションメソッドでの文の生産をあげておきます。つまり「行為や状態はひとまとまりのもの」という立場です。


[コミニカ英作法]
  (1) 私は,(ふだん)早起きしています
    <〜は ドウする文>
   ① 私は     → I
   ② 早起きする  → get up early
   (完成文)  → I get up early.

  (2) 私は,(ふだん)早起きしていません
    <〜は ドウする文>
   ① 私は 〜しない → I don't
   ② 早起きする   → get up early
   (完成文)  → I don't get up early.

  (3) 私は,(その時)早起きしませんでした
    <〜は ドウする文>
   ① 私は 〜しなかった → I didn't
   ② 早起きする     → get up early
   (完成文)  → I didn't get up early.

  (4) 私は,(これから)早起きするつもりです
    <〜は ドウする文>
   ① 私は 〜するつもり → I will
   ② 早起きする     → get up early
   (完成文)  → I will get up early.

  (5) 私は,(ちょうど)早起きしたところです
    <〜は ユウする文>
   ① 私は 〜ユウする → I have just
   ② 早起きしたこと  → got up early
   (完成文)  → I have just got up early.

  (6) 私は,(これから)早起きする予定です
    <〜は ドンナだ文>
   ① 私は 〜する予定だ → I am going to
   ② 早起きする     → get up early
   (完成文)  → I am going to get up early.

  (7) 私は,(これから)早起きしなければなりません
    <〜は ドウする文>
   ① 私は 〜しなければならない → I have to
   ② 早起きする        → get up early
   (完成文)  → I have to get up early.

  (8) 私は,(これから)早起きしたいです
    <〜は ドウする文>
   ① 私は 〜したい → I want to
   ② 早起きする   → get up early
   (完成文)  → I want to get up early.

  (9) 私は,早起きするのは嫌いです
    <〜は ドウする文>
   ① 私は 〜したい → I don't like
   ② 早起きすること → getting up early
   (完成文)  → I don't like getting up early.

本来このような英語の回路(英語脳)を身につけるのが中学英語のはずなのです。
中学1年配当のから,段階を経て一歩一歩着実に学んでいくことが重要です。
 
【コミニカ英語基教材礎編】
 書いて聞いて覚える教材 全約850分の音声付き PDF版

この学習教材は1989年に、ある東京の出版社(一光社)から発売され、その後ロングセラーを続けている「コミニカ英語教材<基礎編>」に、その後の研究成果を踏まえ、全面改訂をしたものです。
英語教材で、初めての「読み・書く・話す・聞く」の「反復学習」が可能です。
社会人のための中学英語やり直し教材としても多く使われています
一日一 日、プリントをこなすことで、英語の回路は着実に学習者の頭に仕組まれていくことになります。現在、先進的な塾やフリースクールにこの教材が導入された り、英会話学習者が購入されているのは、日本で始めての世界水準の英会話学習法を展開しているからです。現在、先進的な塾やフリースクールにこの教材が導入され たり、英会話学習者が購入されているのは、日本で始めての世界水準の英会話学習法を展開しているからです。
「コミニカ中学英語基礎編」は、英語の枠組み,発想を可視化、つまり目に見えるようした教材だから、彼の頭に確実に蓄積したということです。
プリント1枚に基本的に11の英文の生産ができプリントを一枚、一枚こなす毎に、生徒たちは達成感を持ち、次のプリントに向かっていきます。問題シート(プリント)の総枚数は1,152枚と膨大なものとなっています。

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