(英語で)ルーシーは犬が好きなの? [「コミニカ中学英語基礎編」]
1. あなたは、日本料理が好きなの?
2. 私は、日本料理が好きよ
3. 私は、日本料理は好きじゃないよ
4. あなたは、どんな日本料理が好きなの?
この数日間,新学年を前にして「コミニカ中学英語基礎編」に注文が相次いでいますが,その中にこんなことを注文の際の備考欄にこんなことを書かれている方がおられました。
「新小6の子供が使います。英語嫌いにならないように進められるか不安です。よろしくお願いいたします」
「英語嫌いにならないように」というのはとてもむずかしいことだと思います。
確
かに音声だけを通じてそれを丸暗記していくことは簡単なことだと考えがちです。それも英語の歌を歌っていればいつの間にかとか、あるいは英語の音声を聞い
ていたらいつの間にか英語脳になるいうインプット理論というものがありますが、外国語の習得というものはそんな簡単なものではありません。
セリフ覚えはあくまでもセリフ覚えでしかないのです。昔歌手の郷ひろみでしたか、彼は舞姫という映画に出演し、ドイツ人も驚くドイツ語のセリフをあやつっていました。
しかし彼がその後,ドイツ語を話せるようになったという話はまったく聞きません。
私は外国語の習得には,「書く作業」と「聞く作業」が不可分だと考えます。
書く作業は「文字を認識する」作業なのです。文字を認識すること無しに「音声」だけでことばを覚えることは不可能だと考えます。
確かに,日本語でもあるいは英語でも小学生になる前まで,ほとんど文字を認識することはありません。しかしそれはそれぞれが母国語の中に四六時中身を置いているからです。
だからこそ「英語を書く」という作業が基本となり,併せて自分が書いた,つまり英作した英文がどのように発音されるかを聞くことが大切なのです。
それによって「セリフ覚え」ではなく、英語脳の構築が可能となります。
さて、もちろん新小6の子供さんは、アルファベットが書けるようになり,k, k, k, k → ka, ki, ku.ke, koなどの子音と母音の結びつきの学習となります。
でも信じられないことでしょうが,高校の入学者の中でアルファベットが書けない学生がいることをご存知でしょうか。
さて、今回は「どうして日本の英語教育は構文主義なんだ!」ということを述べておきたいと思います。
この構文主義というのは我が国特有の教え方で、英文を読解するために英文をパターン化したものです。
しかしことばというものは日本語でも英語でも,小から大へとすすむものなのです。
とこが学校では以下のように教えます。
What Japanese food do you like?
I like sushi.
What animals do you like?
I like dogs.
What flowers do you like?
I like sunflowers.
先生は,What Japanese food → sushi, udon, soba, takoyakiballsや
What animals→ monkeys, foxes, tigers, bears, pandasや
What flowers →roses, lilies,などを用意をして生徒に答えさせることになります。
でもLike Japanese food?、Like sushi?, Like dogs?などと聞き,生徒たちにそれをオウム返しをさせることの方が英語脳の構築に近いと思います。
これを「コミニカ中学英語基礎編」のように表記すると以下のようになります。
このオウム返しNo.59と60のプリントで緑色で表記したTABLE No.3とは以下のようなものです。
○英語の九九 ファンクションフレーズテーブル
一般動詞 現在形
【一般動詞フレーズ5段活用】
like sushi 「寿司が好きだ」
=============================
(1) like(s) sushi 現在形動詞フレーズ
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) liked sushi 過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。
(3) like sushi 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) liking sushi ing形動詞フレーズ
※進行形はなく、動名詞で使われる。
(5) liked sushi ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
【一般動詞フレーズ5段活用】
like dogs 「猫が好きだ」
=============================
(1) like(s) dogs 現在形動詞フレーズ
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) liked dogs 過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。
(3) like dogs 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) liking dogs ing形動詞フレーズ
※進行形はなく、動名詞で使われる。
(5) liked dogs ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
[コミニカ英作法]
以下の英作で基本的にlike Japanese foodとlike catsが英文の基本を支えていることを知ってください。だからこの動詞フレーズのオウム返しが大切なのです。
1. あなたは、日本料理が好きなの?
<〜は ドウする文>
① あなたは 〜であるか? → Do you
② 日本料理が好き → like Japanese food
(完成文) → Do you like Japanese food?
2. 私は、日本料理が好きよ
<〜は ドウする文>
① 私は 〜 → I
② 日本料理が好き → like Japanese food
(完成文) → I like Japanese food.
3. 私は、日本料理は好きじゃないよ
<〜は ドウする文>
① 私は 〜ではない → I don't
② 日本料理が好き → like Japanese food
(完成文) → I don't like Japanese food.
4. あなたは、どんな日本料理が好きなの?
<〜は ドウする文>
① どんな日本料理なの? → What Japanese food
② あなたは好きか? → do you like
(完成文) → What Japanese food do you like
1. ルーシーは、猫が好きなの?
<〜は ドウする文>
① ルーシーは 〜であるか? → Does Lucy
② 猫が好き → like cats
(完成文) → Does Lucy like cats?
2. ルーシーは、猫が好きよ
<〜は ドウする文>
① ルーシーは 〜 → Lucy
② 猫が好き → likes cats
(完成文) → Lucy likes Japanese food.
3. ルーシーは、猫が好きじゃないよ
<〜は ドウする文>
① ルーシーは 〜ではない→ Lucy doesn't
② 猫が好き → like cats
(完成文) → Lucy doesn't like Japanese food.
4. ルーシーは、どんな動物が好きなの?
<〜は ドウする文>
① どんな動物なの? → What animals
② ルーシーは好きか? → does Lucy like
(完成文) → What animals does Lucy like?
【コミニカ英語基教材礎編】
書いて聞いて覚える教材 全約850分の音声付き PDF版
この学習教材は1989年に、ある東京の出版社(一光社)から発売され、その後ロングセラーを続けている「コミニカ英語教材<基礎編>」に、その後の研究成果を踏まえ、全面改訂をしたものです。
英語教材で、初めての「読み・書く・話す・聞く」の「反復学習」が可能です。
社会人のための中学英語やり直し教材としても多く使われています
一日一 日、プリントをこなすことで、英語の回路は着実に学習者の頭に仕組まれていくことになります。現在、先進的な塾やフリースクールにこの教材が導入された り、英会話学習者が購入されているのは、日本で始めての世界水準の英会話学習法を展開しているからです。現在、先進的な塾やフリースクールにこの教材が導入され たり、英会話学習者が購入されているのは、日本で始めての世界水準の英会話学習法を展開しているからです。
「コミニカ中学英語基礎編」は、英語の枠組み,発想を可視化、つまり目に見えるようした教材だから、彼の頭に確実に蓄積したということです。
プリント1枚に基本的に11の英文の生産ができプリントを一枚、一枚こなす毎に、生徒たちは達成感を持ち、次のプリントに向かっていきます。問題シート(プリント)の総枚数は1,152枚と膨大なものとなっています。
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