第2クール どうして3ヶ月で英語脳の構築ができるか 78/90 [どうして日本人だけが英語を話せない?]



【日本人が英語を話せない理由はたった1つ、それは教育文法にある】

何度も指摘しているように英語には「存在」を表すbe動詞系列の表現と、一般動詞を用いたbe動詞以外の動詞、つまり一般動詞系列の表現で成り立っている。

今回は、その方位副詞における「be動詞の表現から一般動詞を使った表現に拡大する」について述べた。教育文法は補語を名詞と形容詞だけに限定し、英語発想を見えなくしている。例えば、ラグビーやサッカーの試合が、「homeかawayで行われるのか」などと言っているがhomeもawayも方位副詞なのだ。
それらのbe動詞系列の表現が、get home(家に着く)とか、get away(ここからいなくなる)といった一般動詞系列での表見へと展開する。このような視点とそのトレーニングが日本の英語教育に欠落している。

ラグビーの試合で、レフリーが違反した選手にAway!と命令する。選手はaway、つまり「離脱状態」とフィールドから出なくてはならない。その時Be away!と言うか、Get away!と言うかはレフリーの気分次第だ。

【今日の学習】

PART 2 表現の屋台骨となる動詞フレーズのしくみ
CHAPTER 2 VC, VOC感覚の動詞フレーズについて(動詞+補語のフレーズ)
PART 2 表現の屋台骨となる動詞フレーズのしくみ

● ワンフレーズ表現 (1) 方位副詞を使って
● be動詞の表現から一般動詞を使った表現に拡大する

このような方位副詞の発想を元にして、be up (起きている)が get upと一般動詞 get を使うと「起きる」という動作を強調した表現となる。なぜなら単なる「存在」から、get の「そんな状態になる」といった意味になるからだ。

 (Be) up!   → Get up!  ※upの本質的意味「上方」
          起きなさい!
 (Be) down!  → Get down!  ※downの本質的意味「下方」
          (身を)伏せなさい!
 (Be) away!  → Get away!  ※awayの本質的意味「離脱状態」
          立ち去りなさい!
 (Be) off!   → Get off!  ※offの本質的意味「急速離脱」
          ここからいなくなりなさい!
 (Be) out!   → Get out!  ※outの本質的意味「範囲外」
          外に出なさい!

● さまざまな方位副詞とその本質的な意味
aboutを「~について」、on を「上に」, off を「から」などと安易な日本語訳をつけて丸暗記しても、いつまでも英語発想に身をおくことはできない。そこで私は、、次のように「本質的な意味」でそのイメージを身につけるべきだと主張している。最近文法書などでこのような説明が見られるが、私は1987年に出版された拙書においてすでに述べている

  about 「周囲」   around 「円周」
  away  「離脱状態」  back 「後退」
  down  「下方」   here 「ここに」
  there 「そこに」  in 「範囲内」
  out  「範囲外」  off 「急速離脱」
  on 「密着・継続」 over 「覆う」
  through 「貫通」 up 「上方・成し遂げ」

方位副詞にこのような言葉を当てはめたのは、便宜的なものだが、それらをイメージするためにはとても便利だと考えている。「大きな網をかぶせて自分なりのイメージを作り上げる作業」が必要なのだ。

次からの【イメトレ】では、動詞+方位副詞のフレーズをたくさんあげた。特にbe動詞+方位副詞から一般動詞 (get)+方位副詞の意味の流れを注目してほしい。
もちろん赤色で示したワンフレーズを口に出して読み、次にそのイメージを元にして全文を読んでいただきたい。

【イメトレ No.18】(方位副詞を使って) 一般動詞(get)との結びつき
VC感覚の動詞フレーズ (2)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(3) She got away at five. 「離脱状態」
   彼女は5時に出ました
(4) Get away with you!
   さっさと出て行け!
(5) I won't get back soon. 「後退」
   私、すぐには戻ってきません
(6) You don't have to get back here again.
   あなたはもう二度とここに戻ってくる必要はありません

(18) When you through, have tea with me. 「貫通」
   あなたは仕事が終わったら、私とお茶を飲もう
(19) I'm getting up. 「上方」
   私は今起きるところです
(20) Please don't get up.
   どうか座っていてください
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