(英語で)ちょうど次の駅で降りました [ムリなく話せるイメトレ英会話学習法]



[今日の学習]
さて動詞フレーズのしくみを説明する場合、私は次のような区分をしている。
まず、「V感覚の動詞フレーズ」とは動詞を中心としたフレーズであり、「VC、VOC感覚の動詞フレーズ」とは動詞に補語(C)や目的語(O)が関わるもの、「VO、VOO感覚の動詞フレーズ」とは動詞に目的語(O)が関わるものだ。
そしてVOC感覚の動詞フレーズはVC感覚の応用形、VOO感覚の動詞フレーズはVO感覚の動詞フレーズの応用形となっている。

  CHAPTER 1 V感覚の動詞フレーズ
  CHAPTER 2 VC, VOC感覚の動詞フレーズ
  CHAPTER 3 VO, VOO感覚の動詞フレーズ


言葉の最小単位は、もちろん単語です。単語と単語が結びついて文となります。
でも単語をいくら覚えても、読解には多少役に立つかもしれませんが、言葉としては身につきません。
英語を言葉として身につけることができるのはフレーズ(意味ある単位)なのです。それは具体的には補語フレーズや動詞フレーズ,そしてそれを運用するのがファンクションフレーズです。

パターンで知る動詞フレーズのしくみ
● 動詞はフレーズで覚えなければ役に立たない !
VC, VOC感覚の動詞フレーズについて(動詞+補語のフレーズ)

● ワンフレーズ表現 (1) 方位副詞を使って
● be動詞の表現から一般動詞を使った表現に拡大する

このような方位副詞の発想を元にして、be up (起きている)が get upと一般動詞 get を使うと「起きる」という動作を強調した表現となる。
なぜなら単なる「存在」から、一般動詞get の「そんな状態になる」といった意味になるからだ。

  (Be) up !  → Get up !
           起きなさい!
  (Be) down ! → Get down !
           (身を)伏せなさい!
  (Be) away ! → Get away !
           立ち去りなさい!
  (Be) off ! → Get off !
           (すぐに)ここからいなくなりなさい!
  (Be) out ! → Get out !
           外に出なさい!

● さまざまな方位副詞とその本質的な意味
about を「~について」、on を「上に」, off を「から」などと安易な日本語訳をつけて丸暗記しても、いつまでも英語発想に身をおくことはできない。
そこで私は、、次のように「本質的な意味」でそのイメージを身につけるべきだと主張している。最近文法書などでこのような説明が見られるが、私は1987年に出版された拙書においてすでに述べている。

  about 「周囲」   around  「円周」
  away 「離脱状態」  back 「後退」
  down 「下方」   here 「ここに」
  there 「そこに」  in 「範囲内」
  out 「範囲外」   off 「急速離脱」
  on 「密着・継続」 over 「覆う」
  through 「貫通」  up 「上方・成し遂げ」

方位副詞にこのような言葉を当てはめたのは、便宜的なものだが、それらをイメージするためにはとても便利だと考えている。「大きな網をかぶせて自分なりのイメージを作り上げる作業」が必要なのだ。

次からの【イメトレ】では、動詞+方位副詞のフレーズをたくさんとりあげた。特にbe 動詞+方位副詞から一般動詞 (get)+方位副詞の意味の流れを注目してほしい。
もちろん赤色で示したワンフレーズを口に出して読み、次にそのイメージを元にして全文を読んでいただきたい。

※ 98ページ Coffee Room 6を参照のこと

それこそ、児童英語や中学英語の始めに、up!、Down!, Away!, Off!, Out!などの意味をイメージできるようになれば、英語オンチはなくなると思いますよ。

今回は,getとの結びつきですがcomeやgoなどではどうでしょうか。

【イメトレ No.18】
(方位副詞を使って) 一般動詞(get)との結びつき
VC感覚の動詞フレーズ (2)

----------------------------------------
(1) The old lady still gets about. 「周囲」
   あの老婦人は今でも歩き回っています
(2) The rumor will get about quickly.
   その噂はすぐに広まるでしょう
(3) 彼女は5時に出ました
(4) さっさと出て行け!
(5) 私、すぐには戻ってきません
(6) あなたはもう二度とここに戻ってくる必要はありません
(7) あなたはお昼時までにここに来られますか?
(8)1時までにここに来なさい!
(9) 私たちは中に入ることができませんでした
(10) このバスは何時に(目的地に)着きますか?
(11) とっととうせろ!
(12) I will get off at the next station.
   私、次の駅で降ります
(13) 一番街で(バスなどに)乗りなさい!
(14) あなたのお仕事の進み具合はいかがですか?
(15) 出て行け!
(16) ここから出て行け!
(17) 私たちは門のところを通り抜けることができますか?
(18) あなたは仕事が終わったら、私とお茶を飲もう
(19) 私は今起きるところです
(20) どうか座っていてください
※ ここでは get の動詞フレーズを紹介しているが、come や goなどにも応用できることに注目してほしい。ただしこれらの動詞の意味からすべてが結びつくことはない。
  be home → get home → go home → come home

英語を言葉として身につけることができるのはフレーズ(意味ある単位)なのです。それは具体的には補語フレーズや動詞フレーズ,そしてそれを運用するのがファンクションフレーズです。
この「ムリなく話せる イメトレ英語学習法」は、日本実業出版社刊よる復刻版です。サンプルもあげていますので、ぜひご覧ださい
以上のように私が本に書いたのは、これは社会人の英語習得法にも大きなヒントがあると考えたからです。
  
 自由に英語を話すための最短学習プログラム 一般動詞フレーズの文の生産
get offgetting offgotoff
① 現在形動詞フレーズ② 過去形動詞フレーズ
get(s) offgot off
③ 原形動詞フレーズ ④ ing形動詞フレーズ ⑤ ed形動詞フレーズ
一般動詞5段活用 VOO感覚(動詞+目的語+目的語)私にタクシーを見つける

[1] 現在形動詞フレーズ (現在の事実、習慣の行為)
  I often get off at the next station.
  私は、しばしば次の駅で降ります
[2] 過去形動詞フレーズ (過去の一時点の行為)
  I got off at the next station.
  私は、次の駅で降りました
[3] 原形動詞フレーズ (頭に思い浮かべたひとまとまりの行為)
  I will get off at the next station.
  私は、次の駅で降ります
[4] ing形動詞フレーズ (頭に思い思い浮かべた継続的な行為)
[5] ed形動詞フレーズ (頭に思い浮かべた過去の行為)
  I have just got off at the next station.
  私は、ちょうど次の駅で降りました






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