英語で)私は(いつも)、8時頃には彼女に電話し終えます [「コミニカ中学英語基礎編」]


 
今回から「コミニカ中学英語基礎編」第14級の学習です。
第14級は所有格を中心とした学習です。
中学生がよく,I - my -me, you - your - youなどと丸暗記させられています。
確かにこのように丸暗記したら主格,所有格、そして目的格の変化は覚えることができます。しかしそれが「使いこなせる」というのは無関係です。
ところで、写真などを見て「これ、だれよ」と聞き,「それって、私よ、ぼくだよ」と答える場合はmeを使います。
  Who is this?
  これ、だれよ
  It is me.
  それって、私よ、ぼくだよ
  It is you.
  それって、あなたよ、君だよ

こんなことも教えてもらわないで,I - my -me, you - your - youなどと丸暗記させられているのは悲惨です。
つまり私が言いたいのは、I - my -me, you - your - youなどを覚えるのが目的ではない,ということです。

ファンクションメソッドでは(3)(4)(5)を3つの非時制動詞フレーズをどうあやつるか、これが国際水準の英会話学習です。
 (3) 原形動詞フレーズ
 (4) ing形動詞フレーズ
 (5) ed形動詞フレーズ

今回も、(4) ing形動詞フレーズ(動名詞)ということになります。

[1] ing形動詞フレーズを名詞のように使って(動名詞)
[1-3] 目的語(VO感覚)として使う

ing形動詞フレーズを目的語にとる動詞,つまり動名詞を目的語にとる動詞について、だいたい以下のようなものがあげられています。
とは言っても中学生では,enjoyやfinish, give up, stopくらいでしょうが。

 (ing形動詞フレーズを目的語にとる動詞)
  admit ~ing(認める)    avoid ~ing(避ける),
  deny ~ing(否定する)    enjoy ~ing(〜して楽しむ),
  finish ~ing(〜を終える)  give up ~ing(〜をやめる),
  mind ~ing(気にかける)   miss ~ing ~ing(手放す、逸する),
  stop ~ing(やめる)     suggest ~ing(提案する),
  consider ~ing(考慮する)  quit ~ing(やめる)

そして大体の文法書には以下のような文例があげられいています。
  I finished reading a book.
  私は本を読み終えました

finishに続くのは,動名詞だからreddingという変化ばかりを教えている。
言うまでもないが,「終えた」のは「本を読む」というひとまとまりの行為や状態ですが、教育文法はなぜか動詞単体の変化ばかり教える,これでは語彙が定着・蓄積するはずはありません。
  I finished reading a book.
  私は終えた 本を読むことを
  私は本を読み終えました

さらに、上のような一定の動詞が動名詞を導くととりあげても、いつも私はある「むなしさ」を感じます。
確かに、これを覚えていたら,文法問題や読解はできるかもしれません。
しかしこれらを使ったSpeaking, Writing, Listeningといった場面ではどうでしょうか。

●ここにも一文丸暗記の弊害が
日本人が自由な英会話ができないのは、一文丸暗記の学習のしかたにあると私は常々言い続けています。
例えば、このfinishやenjoyを使った例文ですが、学校で習ったり、市販の英会話の本には不思議に次のような過去形でしか例文に登場していません。これはほとんどの辞書も同じです。

  I finished writing a letter.
  私は手紙を書き終えました。
  I enjoyed dancing.   
  私は踊って楽しみました。

しかし自由な会話というものはそれに留まってはいけません。

(1) 現在形と過去形による事実表現
  I always finish calling her about eight.
  私は(いつも)、8時頃には彼女に電話し終えます
  Do you always finish calling her about eight?
  あなたは(いつも)、8時頃には彼女に電話し終えますか?

  I finished calling her about eight.
  私は8時頃に彼女に電話し終えました
  Did you finish calling her about eight?
  あなたは8時頃に彼女に電話し終えましたか?

(2) 情緒動詞を用いた未来・情緒表現
  I will finish calling her about eight.
  私は8時頃には彼女に電話し終えるつもりです
  You should finish calling her about eight.
  あなたは8時頃には彼女に電話し終えるべきです
  I may finish calling her about eight.
  私は8時頃には彼女に電話し終えるかもしれません

  You should have finished calling her about eight. ※
  あなたは8時頃には彼女に電話し終えるべきでした

(3) be動詞のファンクションフレーズを用いた情緒表現
  I am going to finish calling her about eight.
  私は8時頃には彼女に電話し終えるよていです
  I am sure to finish calling her about eight.
  私は必ず,8時頃には彼女に電話し終えます
  I am supposed to finish calling her about eight.※
  私は,8時頃には彼女に電話し終えることになっています

(4) 一般動詞のファンクションメソッドを用いた情緒表現
  I want to finish calling her about eight.
  私は8時頃には彼女に電話し終えたいです
  I wanted to finish calling her about eight.
  私は8時頃には彼女に電話し終えたかった
  I want you to finish calling her about eight.
  私はあなたに8時頃には彼女に電話し終えてもらいたい

どうですか。単に赤文字部分のing形動詞フレーズが様々なファンクションフレーズによって表現展開しています。
この中には※の高校で学ぶものも入っていますが,だいたい中1範囲で表現できます。
今まで学んできたファンクションフレーズによって様々な表現ができることを実感していただけますか?

またこのファンクションフレーズの発想を身につけると長い文も簡単にできてしまう、そして逆にちょっと情報豊かな表現をしたいときにはそうならざるを得ないということも理解していただけると思います。

「コミニカ中学英語基礎編>」は、このような英語発想を身につけるための教材です。

【一般動詞フレーズ5段活用】
 
finish ~ing 「〜をし終える」
=============================
(1) finish(es) ~ing  現在形動詞フレーズ 
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) finished ~ing  過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。 
(3) finish ~ing  原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) finishing ~ing  ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。
(5) finished ~ing  ed形動詞フレーズ 
※完了形で使われる。 
=============================

【一般動詞フレーズ5段活用】
 call her 「彼女に電話する」
=============================
(1) call(s) her  現在形動詞フレーズ 
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) called her  過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。 
(3) call her  原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) calling her  ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。
(5) called her  ed形動詞フレーズ 
※完了形で使われる。 
=============================

以上のような形式のものを[コミニカ英作法]にすると以下のようになります。

[コミニカ英作法]
  (1) 私は(いつも)、8時頃には彼女に電話し終えます
    <〜は ドウする文>
   ① 私は(いつも)、〜終える → I always finish
   ② 8時頃には彼女に電話し → calling her about eight
   (完成文)  → I always finish calling her about eight.

  (2) 私は(いつも)、8時頃には彼女に電話し終えるとは限りません
    <〜は ドウする文>
   ① 私は(いつも)、〜終える → I don't always finish
   ② 8時頃には彼女に電話し → calling her about eight
   (完成文)  → I don't always finish calling her about eight.

  (3) あなたは(いつも)、8時頃には彼女に電話し終えていますか?
    <〜は ドウする文>
   ① あなたは(いつも)、〜終えるの? → Do you always finish
   ② 8時頃には彼女に電話し     → calling her about eight
   (完成文)  → Do you always finish calling her about eight?

本来このような英語の回路(英語脳)を身につけるのが中学英語のはずなのです。
中学1年配当のから,段階を経て一歩一歩着実に学んでいくことが重要です。

【コミニカ英語基教材礎編】
 書いて聞いて覚える教材 全約850分の音声付き PDF版
この学習教材は1989年に、ある東京の出版社(一光社)から発売され、その後ロングセラーを続けている「コミニカ英語教材<基礎編>」に、その後の研究成果を踏まえ、全面改訂をしたものです。
英語教材で、初めての「読み・書く・話す・聞く」の「反復学習」が可能です。
社会人のための中学英語やり直し教材としても多く使われています
一日一 日、プリントをこなすことで、英語の回路は着実に学習者の頭に仕組まれていくことになります。現在、先進的な塾やフリースクールにこの教材が導入された り、英会話学習者が購入されているのは、日本で始めての世界水準の英会話学習法を展開しているからです。現在、先進的な塾やフリースクールにこの教材が導入され たり、英会話学習者が購入されているのは、日本で始めての世界水準の英会話学習法を展開しているからです。
「コミニカ中学英語基礎編」は、英語の枠組み,発想を可視化、つまり目に見えるようした教材だから、彼の頭に確実に蓄積したということです。
プリント1枚に基本的に11の英文の生産ができプリントを一枚、一枚こなす毎に、生徒たちは達成感を持ち、次のプリントに向かっていきます。問題シート(プリント)の総枚数は1,152枚と膨大なものとなっています。

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