●情緒動詞がそのまま原形動詞フレーズを導く表現


教育文法では助動詞と言われていますが、私はこれらを情緒動詞(Modal Verbs)と呼んでいます。なぜなら助動詞という用語は何か「動詞を助ける」といったイメージとなるからです。すでに指摘したように、あくまでも動詞フ レーズはひとまとまりのものということばの基本を大切にするべきです。

例えば、「(時々)会議に遅れる」と現在の事実・習慣を表したり、過去に「会議が遅れた」といった表現では現在形や過去形を使います。

  I am sometimes late for the meeting.
  私は時々、会議に遅れる
  I was late for the meeting.
  私は、会議に遅れた

一 方、同じ「会議に遅れる」でも、「会議に遅れるでしょう」「会議に遅れるかもしれない」「会議に遅れてはいけない」といった表現では、「会議に遅れる」と いう状態を頭に思い浮かべる表現です。これらの場合、willやmayやmustなどの情緒動詞が原形動詞フレーズを導いて表現することになります。

  I will be late for the meeting.
  I may be late for the meeting.
  You must not be late for the meeting.

これら情緒動詞には、元々「未来」の意味が含まれているのでtoは使いません。。
このブログは「誰も教えてくれなかった英作文逆転の発想法」中嶋太一郎著 日本実業出版社刊を元にして配信しています。


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