第9クール3ヶ月で英語脳構築 68/90  (英語で)手を離しなさいよ!,私を起こしてよ(目覚めさせてよ) [どうして3ヶ月で英語脳の構築ができるか]

英語ほど簡単な言葉はない」とひとまとまりの行為・状態論
おそらく、今回述べていることは皆さんにとっては難しく感じると思う。
しかし、この視点がまったく欠けているのが日本の英語教育だ。イディオムだ,熟語だ、慣用句などと言って、彼らの日常生活で多用している「方位語」を使った表現における英語発想と有機的な表現展開を教えていない。これで「英語を話せ!」と言われてもムリなことだ。
しかし「城をlight upする」、あるいはダイハツのコマーシャルで「Light you up」などの表現が流れている。これを「ライトを当てて城をアップさせる」などと憶える必要があるのか?
light the castle upとか、light up the castleLight you upなどと暗記し、その動詞フレーズをファンクションフレーズに結びつけて表現する、日本人だけがどうしてそれができないのか。今回は、このフレーズの英語発想の仕組みと発想展開に述べる。ちなみに、以下に登場するVC感覚とはbe動詞系列の運用、VOC感覚とは一般動詞系列の運用だということを指摘しておきたい。
当オンライン講座のテーマは、「英語でも他の外国語でも『そのまま理解する』ことが重要だ」、言葉を変えて言えば、「英語は英語でとらえるべきだ」ということだ。
ただし、今回述べていることは、すでに当講座主教材「九九のように覚える英会話」でその基礎を身につけていることは言うまでもない。

● さまざまな方位副詞とその本質的な意味
about を「〜について」、on を「上に」, off を「から」などと安易な日本語訳をつけて丸暗記しても、いつまでも英語発想に身をおくことはできない。そこで私は、、次のように「本質的な意味」でそのイメージを身につけるべきだと主張している。最近文法書などでこのような説明が見られるが、私は1987年に出版された拙書においてすでに述べている。
    about    「周囲」    around    「円周」
    away    「離脱状態」    back    「後退」
    down    「下方」    here    「ここに」
     there    「そこに」    in    「範囲内」
    out    「範囲外」    off    「急速離脱」
    on    「密着・継続」    over    「覆う」
    through    「貫通」    up    「上方・成し遂げ」

    (be動詞のフレーズのパターン)
 [A グループ]
 (1) be動詞 + 方位副詞
*  `方位副詞については79ページ参照
   I am up.  起きている
 (2) be動詞 +前置詞 + 名詞
   I am in trouble.  困っている
 (3) be動詞 + 形容詞
   I am all right.  大丈夫だ
 (4) be動詞 + 名詞
   I am her child.  彼女の子どもだ
 [B グループ] 補語が動詞フレーズのもの
 (5) be動詞 + to + 原形動詞フレーズ(be to〜の構文)
   I am to drink milk.    牛乳を飲む予定だ
 (6) be動詞 +ing形動詞フレーズ (進行形)
   I am drinking milk.    牛乳を飲んでいる
 (7) be動詞 + ed形動詞フレーズ (受身形)
   The milk is drunk by me.    牛乳は飲まれる
ただし、[B グループ]については、動詞フレーズの変化形なので、次のPART 3で説明する。

● VC感覚からVOC感覚へ 補語が方位副詞のもの
 ネイティブの幼い子どもは、「抱っこ!」と言うのに、Up! Up!と訴える。
    Kathy: Mom, up! up!
彼らの関心事は、まずは自分が Up、つまり「上方」に位置することなのだ。
    Kathy: Mom, me up! me up!
それでどんな動作をして、me up の状態になるかということで、pickという動詞が加わることになる。
    Kathy: Mom, pick me up! pick me up!
つまり、上の文にはme up、つまりI am up.という状態が隠されていることになる。
Pick me up!
        I am up.
    拾って、自分が「上方の状態に」→ 「私を抱き上げて!」
逆に、「降ろして!」は、次のようになる。
    Kathy: Mom, Down ! → Me down! → Put me down!
次の文では、一般動詞wakeを使っているが、しくみはまったく同じだ。目覚めさせて、私がupの状態にということだ。
Wake me up!    私を起こしてよ(目覚めさせてよ)
         (I am up.)

あるいは次のようなものはどうか。makeは本質的に「現実化する、現実化させる」という意味だ。
 Don't make me down!    私を落胆させないでよ
       (I am down.)
 His talk always gets me down.
            (I am down.)
 (彼の話を聞くといつも気が滅入ってしまうよ)
 You had better get your wife away to the country.
          (Your wife is away to the country.)
    (あなたは、奥さんを田舎に連れて行った方がいいよ)

 つまり、あなたの奥さんが田舎に「離脱状態」なのだ。
Get your hands off!    手を離しなさいよ!
    (Your hands are off.)
 これは、あなたの手が「急速離脱」ということだ。

【イメトレ No.17】
        (方位副詞を使って) be 動詞との結びつき
    VC感覚の動詞フレーズ (1)
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1) その家には使用人が大勢いました 「円周」in
(2)  インフルエンザが流行っています 「周囲」about
(3) その駅は3ブロック離れています 「離脱状態」away
(4) ビルは出張中です/不在です
(5) その家は道路から引っ込んだところにあります 
(6) 私、すぐに戻ります 「後退」back
(7) 私たちはずっと長くここにいます 「ここに」here
(8) 彼女はまもなくここに来るでしょう
(9) 彼女はご在宅ですか? 「範囲内」in
(10) ミニスカートがまた流行っています
(11) Let's be off. 「急速離脱」
   さあ、出かけましょう
(12) The milk is off; throw it away.
   そのミルクは悪くなっている、捨てなさい
(13) 明かりがついています 「密着・継続」on
(14) あなたも参加しませんか?
(15) 父は留守です 「範囲外」out
(16) 火が消えています
(17) 私、すぐに(そちらに)行きます 「覆う」over
(18) 学校は(ふだん)3時に終わります
(19) それはもうよろしいですか?/(新聞などを読み)終えましたか?「貫通throuh
(20) 彼はアルコールをやめました
※ (11) Let'sには原形で始まる動詞フレーズ(be off)が続く。
 (12)のthrow it awayは、「投げて、それを離脱状態に置く」ということ。

【イメトレ No.19】
        (方位副詞を使って) 一般動詞との結びつき
    VOC感覚の動詞フレーズ
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1) 私を支持してくれますか? 「上方」up
(2) Call me up!
   私を呼んで起こして! / 私に電話して!
(3) Will you pick me up at my home at five?
   5時に(車で)私の家に迎えにきてくれませんか?
(4) 気落ちしないで! /元気を出しなさい!
(5) どうかオックスフォードサーカスで私を降ろしてください! 「下方」down
(6) 私をがっかりさせないで/頼りにしてるよ
(7) スミスさんを見送りにいきましょう 「急速離脱」off
(8) 私を通してください 「貫通」through
(9) 彼女は、その犬を外に出そうとはしなかった 「範囲外」out
(10) そのネコを中に入れてはダメよ 「範囲内」in
※ (4)のchinは「あご」のこと。「あごを上向きにする」ということは「元気を出す」ということ。
 動詞 let は、「〜に〜をすることを許す」という意味だ。

【今日の学習】
PART 2 表現の屋台骨を支える動詞フレーズのしくみ
 CHAPTER 0 パターンで知る動詞フレーズのしくみ 
---64
 CHAPTER 1 V感覚の動詞フレーズ について
 ---68
 CHAPTER 2 VC,VOC感覚の動詞フレーズ について 
---74
  (1) 方位副詞を使って ---79
  (2) 前置詞+名詞を使って ---90
  (3) 形容詞を使って ---102
  (4) 名詞を使って
 CHAPTER 3 VO, VOO感覚の動詞フレーズ について ---125

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