第１クール どうして３ヶ月で英語脳の構築ができるか 23/90

どうして、日本人以外の人たちは３年もすれば英語がそこそこ話せるようになるのか、考えたことはありますか?
日本の英語教育で育つと、進行形は何か特別の表現ととらえがちですが、それはまったく違います。
進行形にならない動詞は限られています。それはlike,love,hate,need,know,have(所有を表すもの)などで、「好きだ」「愛している」「嫌いだ」「必要だ」「知っている」「持っている」などの動詞だけです。

それ以外の動詞はほとんどが、進行形での表現がされるということです。つまりネイティブの人たちは進行形は欠かせない表現なのです。

話は変わりますが、マクドナルドのコマシャルに以下のものがありました。

　Loving it.

「それが大好きよ」ということですが、Love it.ではありません。
前回述べましたが、進行形は「継続的な状態」を表します。だからLoving it.なのです。

　We are loving it.　※現在進行形

そしてこれが４つの時制展開をする。これも日本の教育文法に育っていない人たちにとって簡単なことです。

　We were loving it.　※過去進行形
　ずっとそれが大好きだったよ
　We will be loving it.　※未来進行形
　ずっとそれが大好きになるよ
　We have been loving it.　※現在完了進行形
　それがずっと大好きだったよ

前回指摘しましたが、進行形の表現というものは今まで身につけてきたbe動詞系列の運用がそのまま使えるということなのです。

【今日の学習】
一方、動詞フレーズlove itは一般動詞系列の運用となることは言うまでもありません。

　We love it.　※現在形
　(ふだん)それが大好きよ
　We loved it.　※過去形
　(その時)それが大好きだったよ
　We will love it.　※未来形
　それが大好きになにるよ
　We have loved it.　※現在完了形
　それが大好きだったことがあるよ

※一般動詞系列では、規則変化動詞では過去形動詞フレーズと完了形で使うed形動詞フレーズはまったく同じです。つまり多くは規則変化動詞ですから、現在完了形での表現は簡単なのです。

　We loved it.　※過去形
　We have loved it.　※現在完了形

ここで重要なことに気づいてください。そしてそれが、私がこの「英語の九九英会話発想トレーニング」著した大きな目的です。英会話学習で大切なことは、日本語に変換することも、逆に日本語から英語に変換することではない、ということです。英文はそのまま意味を理解し、英語を話す場合はそのまま英語の発想で話すということです。

日本の英語教育が他の国のそれとは大きくことなっていることがあります。
例えば、日本の英語教育では、「これは進行形だ」「これは未来形だ｣などと文法用語で説明しようとします。
しかし他の国では、「英語のしくみを利用して、どのように英語で表現するか」といった教育をします。
Love you.(あなたが大好きよ)とフレーズがあれば、それをLoving you.と表現展開させる、これが日本以外の英語教育です。

今回は、以下のことについての学習です。申し訳ないですが、音声は省略しています。

今回のトレーニングはhaveの動詞フレーズが進行形として使われる場合です。

第３章 be動詞でこれだけ表現できる
　03 ネイティブ発想で英語を話せば進行形はとても簡単!
　ドリルNo.35　「口げんかしてたの?」
　　　イメージしてください!
　(1) have a meal　　食事をする
　(3) have a date　 デートをする
　　略
　(9) have a chat　　　おしゃべりをする
　(10) have a quarrel　口げんかする

言うまでもなく、テーブル[GROUP-A]を使っての肯定表現、テーブル[GROUP-B]を使って否定表現、[GROUP-C]を使って疑問表現、さらに[GROUP-D]を使って否定疑問表現ができます。

　Were you having a quarrel at that time?　
　Yes. we were having a quarrel at that time.　
　No. We were having a good time at that time.　
　いいえ、私たち、楽しく過ごしていたよ

CHART 1は肯定表現
　　I was having sukiyaki at that time.
　　She was not having sukiyaki at that time.
　略
CHART 2は否定表現
　　I was not having sukiyaki at that time.
　　She was not having sukiyaki at that time.
　略
CHART 3は疑問表現
　　Were you having sukiyaki at that time?　
　　Was she having sukiyaki at that time?
　略
CHART 4は疑問詞のついた疑問表現
　　What were you having?　
　　What was she having?
　略
CHART 5は否定疑問表現　※受講生専用のページに続く。
　　Weren't you having sukiyaki at that time?　
　　Wasn't she having sukiyaki at that time?
　略

以下は、過去形と現在完了形のドリルですが、[GROUP-A]を使っての肯定表現、テーブル[GROUP-B]を使って否定表現、[GROUP-C]を使って疑問表現、さらに[GROUP-D]を使って否定疑問表現となります。
具体的なドリル、発想トレーニングは省略させていただきます。

ページ数の制限から本では未来進行形や現在完了進行形を省略しています。
オンライン受講者には専用の「ナビゲータルーム」に説明を載せておきます。

次回は、第３章 be動詞でこれだけ表現できるに進みます。
　04 ネイティブ発想で話せば、受身形はとても簡単!

このブログは、「ファンクションメソッド 英会話通信講座 STEP1 [九九]のように覚える英会話』」に準拠しています。

　当講座は３ヶ月単位となっていますが、講座はくり返し続きます。
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