(英語で)私を心配させないでよ [ブログ16の動詞でこれだけ話せる]



○どうしてベーシックイングリッシュなのか!? その4 VC感覚からVOC感覚へ

英語のしくみはおどろくほどシンプルなのに、おそらく日本人だけがあくせく苦闘しています。
例えば、I am happy.(私は幸せです) I am angry.(私は怒っている)、I am sad.(私は悲しい)、あるいはI am surprised. (私は驚いています)、I am worried.(私は心配しています)、I am bored.(私は退屈している)といった表現(VC感覚)が以下のようにVOC感覚へと表現展開をする。これが英語のシンプルなしくみです。ちなみにこの教材ではbe動詞その1「補語が形容詞のもの」から始まっているのはそれが基礎となるものだからです。

  Make me happy. (私を幸せにしてよ)
  Don't make me angry. (私を怒らせないでよ)
  Don't make me sad. (私を悲しがらせないでよ)
  Don't make me surprised. (私を驚かせないでよ)
  Don't make me worried. (私を心配させないでよ)

つまりI am happy.などの表現が格変化によってme happyとなりMake me happy.などと表現展開する。

私がこの英語のしくみについて表したのは、「ムリなく身につくイメトレ英語学習法」日本実業出版社刊で、2003年のことです。


【今日の学習】

例えば、Don't make me angry.は、VOC感覚、つまり動詞+目的語+補語(形容詞)のパターンです。この補語を目的格補語と言いますが、ここではmeという目的語を補って説明している関係となります。
私は、この動詞フレーズの元になるのはI am angry.であり、makeにつながるとmake me angryとなるととらえています。またIがmeとなるのはmakeの目的語となるので目的格になるということです。
以下は格変化をしない例です。

  The girl is angry.----> make the girl angry
  その少女は怒っている  その少女を怒らせる
  My boss is angry.----> make my boss angry
  私の上司は怒っている  私の上司を怒らせる

私が指摘したいのは、以下のVC感覚での表現が基礎となってVOC感覚へと拡大するということです。
Iam happy.(私は幸せです) I am angry.(私は怒っている)、I am sad.(私は悲しい)、あるいはI am surprised. (私は驚いています)、I am worried.(私は心配しています)、I am bored.(私は退屈している)

happyやangryを形容詞、surprisedやworriedなど動詞からの造語を形容語としています。
つまりもっとも基本的な形容詞や形容語を身についていないとこのような表現展開ができないということです。
「疲れる」は「疲れさせる」に、「がっかりする」と「がっかりさせられる」などです。

 自由に英語を話すための最短学習プログラム 一般動詞フレーズの文の生産

make me angrymaking me angrymade me angry
① 現在形動詞フレーズ② 過去形動詞フレーズ
make(s) me angrymade me angry
③ 原形動詞フレーズ ④ ing形動詞フレーズ ⑤ ed形動詞フレーズ
一般動詞5段活用 VO感覚(動詞+目的語)願い事をする

(1) の現在形動詞フレーズを使って ※現在形
  She makes me angry.
  (時々)私を怒らせています
(2) の過去形動詞フレーズを使って ※過去形
  She made me angry.
  私を怒らせました
(3) の原形動詞フレーズを使って
  She willmake me angry. 
  私を怒らせるつもり
  She may make me angry.
  私を怒らせるかも
  She can not make me angry.
  私を怒らせるはずはない 
  She is going to make me angry.
  私を怒らせるつもりです
  She wants to make me angry.
  私を怒らせたがっている
(4) のing形動詞フレーズを使って
  She is making me angry.
  (今)私を怒らせようとしている
  She was making me angry .
  (その時)私を怒らせようとしていた
(5) のed形動詞フレーズを使って ※現在完了形とその情緒表現
  She has ever made me angry. 
  今まで私を怒らせた
  She has never made me angry.
  今まで私を怒らせたことがない

以上にあげたのは肯定形ですが、否定、疑問、否定疑問、あるいは付加疑問といった表現へと拡大しますが、それについては書き切れません.
コミニカ中学英語基礎編はこのような英語の枠組みとそれによって運用される補語・動詞フレーズを身につけるためのものです。

[コミニカ英作法]
 (1) 彼女は、しばしば私を心配させます  ※【一般動詞フレーズ5段活用】(1)を使って
    <~は ドウする文>
   ① 彼女は しばしば~ → She often  
   ② 私を心配させる  → makes me worried  
   (完成文)  → She often makes me worried.  

 (2) 彼女は、しばしば私を心配させました  ※【一般動詞フレーズ5段活用】(2)を使って
    <~は ドウする文>
   ① 彼女は しばしば~ → She often  
   ② 私を心配させた  → made me worried  
   (完成文)  → She often made me worried.  

 (3) 彼女は、(これから)私を心配させるでしょう  ※【一般動詞フレーズ5段活用】(3)を使って
    <~は ドウする文>
   ① 彼女は ~でしょう → She will  
   ② 私を心配させる   → make me worried  
   (完成文)  → She will make me worried.  

 (4) 彼女は、(これから)私を心配させるはずです  ※【一般動詞フレーズ5段活用】(3)を使って
    <~は ドウする文>
   ① 彼女は ~はずだ → She can  
   ② 私を心配させる  → make me worried  
   (完成文)  → She can make me worried.  

 (5) 彼女は、(今)私を心配させています  ※【一般動詞フレーズ5段活用】(4)を使って
    <~は ドンナだ文>
   ① 彼女は ~いる  → She is  
   ② 私を心配させながら → making me worried  
   (完成文)  → She is making me worried.  

 (5) 彼女は、今まで私を心配させたことがありません  ※【一般動詞フレーズ5段活用】(5)を使って
    <~は ユウする文>
   ① 彼女は 一度も~ユウしない → She has never  
   ② 私を心配させたことを   → made me worried  
   (完成文)  → She has never made me worried.  

私も塾で教えていてとても驚いたことは、「コミニカ中学英語基礎編>」に取り組んでいる生徒たちが中2配当の学習事項になると、①を書かなくなるのはもちろんのこと、②も書かなくなり、完成文だけを書くようになります

【日常英会話必須基本16動詞HTML版】
イギリスの言語学者,C.K.Ogdenはたった16の動詞で日常会話のすべてができるとBasic Englishを提唱しました。
英語で何かを表現したいときに、日本語の意味に当たる英語の動詞が何かと考えるよりも、「よく働く動詞」16の内の何を使うかと考える方が、はるかに効率がいい。
つまり間口をせばめて攻略するのが英語という外国語を修得する大きなポイントの一つだと言える。場面に応じた自由な英会話をする場合には、「よく働く動詞」の守備範囲と応用範囲を徹底的に学ぶ必要があるのだ。
この教材では、マウスを合わせると文字が浮かび上がってきます。
まずは、(1) 英文と日本語訳と英文の個別解説が、(2)から日本語訳、次に(3)動詞フレーズが、そして最後に(4)英文が浮かび上がります。




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日本人が英語を話せないのは、見事に今回の「英語表現の枠組み」あるいは「英語表現における有機的な結びき」が学校教育で教えられていないからだ


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