(英語で)これらのジャガイモは、北海道産です [「コミニカ中学英語基礎編」]



  (1) これらのジャガイモは、北海道産です
  (2) これらのオレンジはカリフォルニア産ではありません
  (3) これらのタマネギは、外国産ですか?
  (4) この牛肉は、どこ産ですか?
  (5) この手紙は、誰から来たのですか?

 
以下のbe動詞系列の動詞フレーズは様々な補語が結びついて様々な表現となります.
言うまでもなく、be動詞は「存在」を表し、それを様々な語が補う(これを補語と言う)ことになります。
しかし、教育文法は補語を形容詞と名詞に限定しています。
たぶんこれは、SVCという文型を持ち出してbe動詞の意味が「です、ある・いる」と限ったことが原因だと思います.
  I am happy. 補語が形容詞
  S V C
  私は です 幸せな

  I am a happy girl. 補語が名詞
  S V C
  私は です 幸せな女の子

つまりこのように中学英語の始めで丸暗記させ、さも英語と日本語の単語が一対一に対応しているかのような錯覚を与えています.

ご存知のように日本語と英語の単語はほとんどが一対一に対応していません.
そんな時、彼らはどう説明するか.
今まで教えてきた文型での説明を止めて、「これは熟語だ」「これは連語だ」「これは慣用句だ」と言ってきたのです.
そしてこれは、補語が方位副詞と前置詞+名詞という、最も英語らしい表現を単なる丸暗記の対象にしてしまったのです.
彼らの日常生活の会話で60%以上活躍する方位語がほとんど使いこなせない、これが日本の英語教育の現状です.
例えば、今まで登場したのは、単に一つのファンクションフレーズのテーブルです。

○英語の九九 ファンクションフレーズテーブル
 be動詞 現在形
table-1 

 
もちろんこれは「人主語、それも代名詞」に限っていますが、それぞれのファンクションフレーズは肯定形、否定形、疑問形、そしいて否定疑問形のファンクションフレーズとなっていることです。
例えば、中学英語で誰もが以下のような表現を覚えます.
  Where are you from? 「あなたはどこの出身ですか?」
  I am from Tokyo. 「私は東京出身です」

この場合、学校などでは、be from ~は連語であり、意味は「~出身だ」となっています。
しかしそんなことを覚えてもそれは日本語の表現に英語らしきものが混じっただけのものです.
つまり英語の発想では、be動詞は「存在」を表し、前置詞fromは「起点」を表します.
  I am from Tokyo.
  私は存在する 東京を起点として

これを「東京出身です」などと訳させる理由が二つあります.
一つは、どうしてもbe動詞=「です」を守りたいこと、そして二つ目は「東京から来ました」と訳させると「来る」は一般動詞comeのイメーズがあり、「来ました」は過去形のイメージだということです。
だから、be from ~は「~出身だ」、覚えてしまえ、ということになります。
でもfromは「起点」を表すのでどうしても「来ました」となります。これが日本語です.
さらにこの場合、とても重要なことは例えば、話し相手に向かってFrom Japan?と言えば「東京から来たの?」といった意味となります.これが私がいつも指摘するワンフレーズ表現です.それに様々なファンクションフレーズをつけて表現する、これが英語発想です.

さて、「英語脳構築プログラム」ということですが、同じ疑問詞whereと結びついた表現は以下のように進んできました.

言うまでもありませんが、左のファンクションフレーズは[GROUP-C]のもの、そして右に対応しているのは[GROUP-A]です。
ややこしいので、Am I, Are weは略しています.
  Where are you?  I am in Tokyo.
  Where is he?  He is in Tokyo.
  Where is she?  She is in Tokyo.
  Where are they?  They are in Tokyo.

以上の表現にfromが付け加わります.
ここでも左のファンクションフレーズは[GROUP-C]のもの、そして右に対応しているのは[GROUP-A]です。
ややこしいので、Am I, Are weは略しています.

  Where are you from?  I am from Tokyo.
  Where is hefrom?  He is from Tokyo.
  Where is shefrom?  She is from Tokyo.
  Where are theyfrom?  They are from Tokyo.

さらに今回は、進行形へと進むつもりでした.詳しくは次回に.
「私はどこに行こうとしてるの?」「私たち、どこに行こうとしてるの?」
※バスや列車に乗って「行き先」を聞いたりできます。
  Where I am going?  You are going to Tokyo.
  Where are we going?  You are going to Tokyo.
  Where are you going?  I am going to Tokyo.
  Where is he going?  He is going to Tokyo.
  Where is she going?  She is going to Tokyo.
  Where are they going?  They are going to Tokyo.

ところでbe from ~を{~出身だ」と丸暗記するのは英語発想ではない、と書きました.
同じbe fromを使った英作を少しあげておきます.
あくまでもbeは「存在」、fromは「起点」を表します.

[コミニカ英作法]
  (1) これらのジャガイモは、北海道産です
    <~は ある・いる文>
   ① これらのジャガイモ ~いる → These vegetables are
   ② 北海道から来て      → from Hokkaido
   (完成文)  → These vegetables are from Hokkaido.

  (2) これらのオレンジはカリフォルニア産ではありません
    <~は ある・いる文>
   ① これらのオレンジは ~いない → These oranges aren't
   ② カリフォルニアから来て    → from California
   (完成文)  → These oranges aren't from California.

  (3) これらのタマネギは、外国産ですか?
    <~は ある・いる文>
   ① これらのタマネギは ~いるの? → Are these onions
   ② 外国から来て         → from abroad
   (完成文)  → Are these onions from abroad?

  (4) この牛肉は、どこ産ですか?
    <~は ある・いる文>
   ① どこからこの牛肉は ~いるの? → Where is this beef
   ② から来て            → from
   (完成文)  → Where is this beef from?

  (5) この手紙は、誰から来たのですか?
    <~は ある・いる文>
   ① 誰からこの手紙は ~いるの? → Who is this letter
   ② から来て          → from
   (完成文)  → Who is this letter from?
※ From whom is this letter?とも言います.

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「コミニカ中学英語基礎編」は、英語の枠組み,発想を可視化、つまり目に見えるようした教材だから、彼の頭に確実に蓄積したということです。
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